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東京でマッチングアプリをやるということ

女の子の質問は恋愛ネタが多い。これまで何人と付き合ったのとか、どんな人と付き合ってたのとか、どれくらい彼女がいないのかとか、どうして別れたのとか、ゲイなのかとか。基本的に彼女がいた前提で話が進むので毎回返答に悩む。

20代後半にして彼女いたことありませんと言うと場の空気がヤバいことになるのでもう言わないようにすることにしたが、良い代案がないので最近は「色々ですねー」とか適当にはぐらかすようになってきた。しかしその回答でも雰囲気で「このはぐらかす感じ…こいつ童貞やな」と内心思われてるんだろうなあと感じるのであまり意味はないのかもしれない。画面上なら何百人とも添い遂げたのだが……まあそんなつらい話はいいとして、基本的に女の人は恋愛話が好きなんだろうなと思う。この前話した女の子も子供に囲まれる仕事をしていてその状況下で仕事中官能小説を読んでいると言っていたし女子はそういったことに興味津々だ。

 
先日カフェに行った際、隣の席の熟女に片足突っ込んだくらいの小綺麗な3人組が何やら恋愛トークをしてる雰囲気だったので聞き耳を立てているとマッチングアプリ戦略会議をしていた。その女性たちはどのアプリはどういう人がいるだのこういうプロフィールだとウケがいいだのと話しており、自分も「これが恋愛の最先端だ!職場の上司はバカにしていたが今時はネットで出会うのも普通なんだ!」と感情移入して聞き入ってしまった。
自分も東京に来る前にもアプリは少し手を出していたが、その地域では競技人口があまりに少なくて県内の登録してる女性を全員把握し新規参加者はすぐに分かってしまい、まるでハンター試験常連のトンパのような立ち位置になってしまった。そして長いこと登録してたくせに眺めてるばかりであまり活動はしていなかった。東京ではやる気を出してナイトプールとか酒池肉林のようなBBQをしているイケてる写真を撮ったりしてどんどんマッチングしていこうと意気込んでいたのであった。
 
イムリーなことにそのときカフェに一緒に行っていた女友達もアプリプレイヤーだったので、まずは敵を知ることからだなと思いアプリに登録しているライバルたちを見せてもらった(その手のアプリでは男として登録すると狙うべき女性登録者しか表示されず、逆に女性の画面では男しか表示されないので同性の登録者のことはさっぱりわからないのだ)が、アプリのハードルの高さを感じた。プロに撮ってもらったのかと思うような綺麗な写真、モデルや俳優のようなイケメン、基本的に高身長、20代にしては異様な高収入、ほんとにこんな人間が東京にはゴロゴロいてそれでもアプリに手を出さなければならないような状況なのか。信じたくない。いや経営者多すぎだろ。
正直、アプリに手を出さざるを得ないような人たちはろくに女性と話したこともないようなオタッキー系か空回りゴリラ系ばかりだと思っていたが、全然違う。というか絶対年収とか身長とか写真とか何もかも盛ってるだろ、そんな人たち普段会わないし話にも聞かない。盛ってないとしてもアプリで遊ぶだけの相手を求めてるクソモテ男かサクラだ。
とはいえ、僻み含め男サイドがどう判断したとしても女の人は表示される男たちの条件で判断をするしかない。相手を画像や字面で判断するしかないアプリにおいてハイスペ男子たちを差し置いて自分とマッチングするような女性は何を見て判断してるのかもわからないし胡散臭い。ア〇ウェイなんじゃないかとすら思う。
 
自分も出会いを求めて東京に出てきて、アプリをその最終手段くらいに考えていたが男は利用料が安くないしライバルが異様に強すぎるしこれは藁にも縋る思いで登録するものだなと感じた。自分に自信がある人か毎月金を払っても問題ないという人以外はアプリで相手を見つけるという思いは捨てて身近なところでどうにか足掻いたほうが良い気がする。反対に女の人はプロフィールを全部信じるならアプリをやることはプラスになると思うが、期待値高めで会うと結構プロフィールとの乖離にがっかりするかもしれない(というかがっかりしてほしい)。男の自分が驚くくらいに男というのは見栄っ張りで自分自身を良く見せるためなら平気で嘘をつく。結局全面的に信頼できる出会いツールなどないので、自分の力でどうにかしなければいけないと感じた。
 
なお今回見たアプリはDineというもので、他のアプリならそんなにスペックの高くない男がたくさんいるのかもしれないのでこの記事を見た人は鵜呑みにしないでほしい。